オリーブの収穫にいってきました
2010年 10月 21日
ウーファーのレベッカが撮ってくれたオリーブの収穫写真!彼女の写真はとってもウマイ!!!
疲れた疲れた言ってるくせに
レストランの休日を利用してオリーブの収穫に行ってきました!!
だって今しかできないんだもーん。
というわけで、2000本のオリーブの木を育てているジャンカルロの所へ。
ジャンカルロはビオロジコジャンカルロという、有機野菜のベンダーをやってる上に
オリーブを栽培し、オリーブオイルの生産をしているのです。
これがとっても素敵な所だったんです。
美しすぎる…。つかれた心と体に沁みます…。
オリーブの収穫自体はとっても簡単。
くまでみたいなもので、実をひっかいてネットをひいた地面に落とす。
大体落とし終わったらネットを持ち上げて実をまとめてケースに入れるのみ。
仕事は簡単。だがしかし時間がとてもかかるんです…!!!
2000本の木を終わらすのにどれだけ時間がかかるのかしら…。
そして8キロのオリーブから1リットルしかオリーブオイルは抽出できないんです。
持った感じだと1ケース15キロとといったところ。
つまり5人5時間労働でわずか36リットルのオイルしかとれないってこと。
本物のオリーブオイルは高くて当然です…。
高くないといけないんです。
でも、そういうものを選んで買う事が
本物をつくり続けている人を応援することになるのです。
作業をこうやってすることで本当に実感できました。
ベジタリアンが多いので全部お野菜!
もちろんジャンカルロの扱っている有機野菜で♪
今年からウーフを始めたジャンカルロの所には7人の若者達。
ジャンカルロが「全員bravissimiとても素晴らしいんだ!こんな奇跡はもうないよ」と言っていたけど
本当にみんないい人たちで、よく働きよく笑い思いやりのある人たちばかりでした。
お金って本当に人を幸せにするんだろうか、ってコト。
お金は必要ですよ、多分、もちろん。
でもこの人達を見ていると何かが違うんです。
レストランはお金をとおして働く。ウーフは食事・宿泊を交換して働く。
レストランの人達もみんな楽しそうに働いてます。
ウーフも同じように楽しそうに働いてます。
でも何かが違う。何が違うんだろう。
ウーフはお遊び?うーん、そうかもしれない。いやでも違う。
1つだけ出た答えは、ウーフの人達は何にも縛られないってこと。
お金に縛られないから、いつだって飛び出していけるし、ホストが望めばいつまでだっていれる。
(実際彼らの中には1年の滞在予定の人がいました)
自由。それはとても美しい響きだけど、
たった一人の自分を信じて、自分の軸を確立して生きていくこと。
何にも依存せず、依存されず。
それはとても孤独で、でもとても幸せな事なのかもしれない。
彼らを見ていてそう思いました。
ウーフってとても素晴らしい仕組みだと思います。
もちろんいい事ばかりではないけど、
ホストにとっては貴重な労働力、
ウーファーにとっては貴重な時間と体験。
お金から少し離れて、うまく付き合っていくことが
人生を楽しく生きるヒントかもね、
なんて事を少し思いました。
しかし、それはまだまだ具体的にどうすべきかは靄の中でございます。
本当の幸せってなんだろうなんて事を考えつつ
天然の温泉サトゥルニアで疲れを癒すのでした。
テルメ ディ サトゥルニアではしゃぐレベッカと私。
私たちと比較してもこの温泉のでかさがわかるでしょ?
温泉とはいえ川の水が流れ込んでるので、もう今の時期は結構寒いです。
by ayakaze0109
| 2010-10-21 04:06
| diario in italia*日記*