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イタリアから彩りの風便り


by ayakaze0109

トスカーナ中世の街のトラットリアで働く

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10月ですね!!
私もイタリア滞在折り返しをすぎました!!

後6カ月。
10月11日からはレストランでの研修が始まります。
また新しい環境です。わくわくするし緊張するし♪
さて今日はこのレストランについてのお話しです。

私イタリア滞在プログラムは
4カ月の授業、6か月の研修、2カ月フリーでトータル1年になってます。
(法律改正の事情で、イレギュラーなコースになってるので今は違うと思います)
私は4カ月の授業の後、2カ月間このアグリツーリズモでWWOOFをして、
その後は10月からフィレンツェの近くのレストランで働く予定でした。
が、しかし!!9月の頭に学校を通してそのレストランに確認した所
「問題が発生したので、研修を受け入れられない」という
なんだそりゃ的な理由により、研修が不可能になってしまったのでした。

困った私はエリカとクラウディオにこの事を話してみました。
最初はSant'egleで研修をという事を考えたのですが、
とある事情でこちらも法律的にできない、と。
私はこのマレンマ地区が大好きなので、近郊でいいところを探すことに。
するとこれを知ったピティリアーノ在住の友人たちが協力してくれて、
街一番のオステリア「il tufo allegro」を紹介してくれたのでした。
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あらかじめフェデリコが電話をかけておいてくれた上に、
話をする時はエリカもついてきてくれて…。

ここのシェフ・ドメニコはとってもフレンドリー。
最初にフェデリコが紹介していてくれた事もあって、
研修自体に関しては何の問題もない、という事でした。
ただ家の用意ができない、と。
「じゃあ、次は家を探すかなー」とぼんやり考えていたら
エリカが「sant'egleから通えばいいわ」と!
いやいや、通勤大変ですがな(車で15分、自転車30分。ガタガタでこぼこ道です…)。
するとドメニコが「送り迎えは僕の妻がするよ!」と。
えぇーーーー!!!!
それ、最初はいいけど、絶対後半しんどくなるよ!
しかも、レストランで8時間働いて、
さらにsant'egleでは5時間も働けない(WWOOFの労働時間は5時間なのです)。
それはおかしいよ、という話をしたのですが、
通勤については「大丈夫!甘えなさい!」
宿泊については、sant'egleで朝食の準備と、ケーキを必要な時に焼くだけでいいという、
なんとも有難い展開になってしまったのです。

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こ、こんな甘えに甘えまくっていいのだろうか…。
私もsant'egleは大好きだし、人も大好きだし、
アグリツーリズモの四季は見たいし、料理も学びたいし、
それをすべて満たすこの話は、私にとってもとても有難い…!!!
その後もエリカはレストランと学校の橋渡しをしてくれたり、
なんやかんやと、気をつかってくれます。
sant'egleに来た時から「ここを自分の家のように、私達を家族のように思ってね」と言ってくれていたけど、
まさか、本当に家族の様になってしまうなんて…!!!
でもでも、いいのかなー、いいのかなー…。

と、考えつつも流されることにしました。
肝心のオステリアの料理もすごくいいんです。
スローフード教会の認定されたこともあって、
マレンマ地方の料理とドメニコのオリジナルの料理があるんです。
キャンティーナも見せてもらったけどすごく素敵。
最初不安だったんだけど、食べてすごくおいしくてオシャレで。
働いているのはキッチンのシェフのドメニコ、スーシェフのシニョーラ(名前がわからない…)と、同い年の美人なアリーシャ。
ホールはダビテという青年と若い女の子(私が行った時はお休みでした)。
マレンマはトスカーナ、ローマ、ペルージャの3地方の料理から影響を受けていて、
料理を学ぶのには本当にいいところだと教えてもらいました。
以前日本の人が働いていて、その人が素晴らしかったらしく、
「日本人!大歓迎だよ!」という雰囲気があるのですが、
「私キッチンの経験ないの…」とちょっとビビってます…。
でも、日本のサラリーウーマンと実業団ローイングを経験してるから、
そこの所だけは自信を持って元気に頑張りたいと思います!!!
by ayakaze0109 | 2010-10-01 22:56