パルメザンチーズ
2010年 05月 25日
あーだこーだとやっているうちにすぐに週末になってしまい、
結局素敵な雨のFirenze案内をしないままでしたね…。
この週末は
金曜日にパルマPalmaでパルミジャーノチーズの工場見学。そのままボローニャで一泊。
土曜日・日曜日は水の都ヴェネツィアVeneziaへ。
そして今日月曜日はまたまた近郊Rufinaへワイナリー見学…。
う~ん、濃い。
今週末は日本に帰るのだけどねぇ…。
とはいえ結局日本滞在は4日間だけになってしまいました。
どたばたになっちゃうと思います。
特に初日はムクムクにむくんだ私が結婚式に参列すると思いますが、
ご一緒する方、どうか暖かい目で見守ってやってくださると助かります。
だって濃いんだもん!!!
Firenzeの梅雨(勝手に名付けた。本当はない)はすっかり終わったようで、
この週末はカラリと晴れた素晴らしいお天気!!本当にChe bella fa oggi!(なんていい天気なの!)でした。
おかげで日にも焼けましたが、まぁいいや。
ventiuno maggio duemilladieci 21,5,2010
朝5時起きで、北のミラノに近いパルマへ。
パルマと言えば、有名なのがパルミジャーノレッジャーノ。そしてパルマハム、生ハムですね。
ミートソースのスパゲッティなんかにパラパラかけるチーズを思い出していただけるとイイと思います(全く別物ですけどね)。
そしてその間にある厳しい検査をクリアしないとその名を名乗れないのですが、日本にはあるよね(笑)。
この画像がパルミジャーノとして認定された焼印でございます。
それなりの値段もするのですが、それも納得。
こんな大きな釜から二個しか作れないのですよう。
この際沢山の乳清と呼ばれるものが出るのですが、それがリコッタチーズの原料になります。
また豚のご飯にもなり、その豚さんが生ハムになるんです。
乳清を食べているから、パルマ独特の甘みのある生ハムになるんですって。
乳清は大量にできてしまい、それをそのまま捨てるとものすごい環境汚染になるのです。
そうやって一見関係のないハムとチーズがつながっているということ。このパルマの街の経済を成り立たせているそうです。
でもあまりににもかわいらしく小さい街なので、すぐ見終わって大きな公園の木陰で読書をしてました。
こういう時間が今の私にとってかなり幸せ。
今読んでいるのは、友達から借りた「遠い太鼓」という村上春樹さんの本。
10年以上前ですが、彼がヨーロッパに3年間滞在していた時のエッセイ。
なんというかものすごく「腑に落ちる」という表現がぴたりときます。
この感覚をこんな風に表現するのか~と、笑ったりフムフムしたり。
もちろん全て納得できる訳ではないけど、彼が当時感じた感覚が、今の私の感覚とリンクしておもしろい。
日本に帰ったら、日本語の本を沢山持ってこよう。
「醤油」でも「みそ」でも「出前一丁」でも「オーガニックゴマ塩」でも、なんでも手に入るイタリアですが、
そんな中、手に入らないものの代表が「日本語の本」です。
レストラン研修始まったら多分日本語に飢えるので、その対策もかねて。
あぁ、やっぱり長くなったので、明日またヴェネツィアについて書きます。
ではciao!
by ayakaze0109
| 2010-05-25 17:34
| scuola*学校*