イタリアから彩りの風便り


by ayakaze0109

特別が日常に

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これはつい数週間前にあったお祭りinfiorataという時に撮った写真。カトリックの重要なお祭りだそう。また別個にブログアップします♪(とはいえ、営業後に撮ったので、すっかり踏み尽された写真ですが)

親から「ブログではわかりませんが、なんとか生活しているようですね」というメールをもらったので、
ちゃんと最近の生活について書いておこうと思います。

というのも、イタリア滞在が1年をすぎると、
もうここにいる事が「特別」な事ではなく「日常」になってしまったな、という感じでして。
悪く考えると、新鮮に感じられなくなってしまったという事ですね。
んんん、たかだか1年でこの感覚はどうなのだろう。
夏がすぎたら、絶対に居場所をかえようと思っていますが・・・。

実はレストランでの仕事量が2×2倍になっております。
一つ目の2倍は3人いたキッチンの2人が辞めてしまったこと。
要するに「シェフ+私」になってしまいました。
担当外のプリモ(パスタ、スープなど)も最近カバーしているので、
頭の回転がすごくよくなりました。
『このオーダーだと、パンを暖めている間にサラミを切って、あ、その前にプリモのソースの準備して・・・、お、新しいオーダーね。となると・・・・うんぬんかんぬん』みたいな。
一時帰国している日本の子がもうすぐ帰ってくるのでましになると思います。

もう一つは、キッチンに新しいスタッフが入ったのでその指導。
シェフはサービスの時になるとテンパるので、新人の指導などもうそっちのけ(笑)
確かプリモを彼女が学ぶはずが、可哀想に私に教えられているので、アンティパストを学んでおります。まぁ全部できるにこしたことないので、いいんですけどね。
しかし、私の語学力なんてたかがしれているので、
「あれ、これ言ったじゃん!」という事をやれてなくて、
シェフに注意されていて大変申し訳ないな、って事も多々あります。
そんなわけで、最近語学の勉強に再度燃えております。

ちなみに、テンパるシェフはミスも連発するので、そのフォローも大切なお仕事です(笑)

ここで、私の事をよく知っている方は
あの忙しくなると慌てる私はどこにいったのって感じだと思います。
えぇ、周りが私以上にテンパり、自分のミスに対し怒りだすので、私はただ黙々と仕事をせざるを得ないんですねー。
しかし、そんな一言も発さず仕事をこなしていると、一段落した後
「アヤコ、こわいよ」と言われたりします。
・・・ど、どっちがやー!頼むから冷静に仕事してくれー!!!

と思わずにはいられない最近の私でした。
日本で私がテンパれたのは、冷静で落ち着いた周りのみんなのおかげなんだな、
って感謝してます。ありがとう、みんな。
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# by ayakaze0109 | 2011-07-06 20:38 | diario in italia*日記*

異国に住んでいると新たな発見があるものです。

よくあるのが、あ、この人イタリアの人だったのね、とか
この歌イタリアの歌だったのね、なんですが、
だんだんそれが溜まってきたので、ちょこちょこ公開していこうかと思います。
もしかしたら私だけかも知れないけど、そのときは
「知らんかったーん、へー、ぷっ」で流してくださるとありがたいです。

さて先日アマルフィに行った際、
ヨーロッパの言語案内に混じって、
最後に日本での案内が書いてあることに疑問を覚えた同行してくれた男の子。
「多分数年前に日本で「アマルフィ」っていう映画があったから日本の観光客が多いんじゃない?」と言うと、早速この映画を探して来てくれて、先日見ておりました。
すると、サラ・ブライトマンのTime to say goodbyeが流れてきまして、
よくよく聞いていると、イタリア語なんですよ。あのサビの一部を除いて。
んで、あたしが感動して「これイタリア語なんだねー!しらなかったよ。サラ・ブライトマンってイタリア人なの?」ときくと、きょとんとした様子で「違う」という彼。

映画終了後、すぐに「アヤコ、これ見ろ」と出されたのはこれ!

「con te partiro」という、盲目の彼Andrea Bocelliの歌うこの歌がなんとオリジナルだったのでした!
(partiroの最後のoには、チョンっと頭にアポストロフィみたいのが付きます。私のパソコンじゃ入力できません)
「しらんかったー!」という私を横目で見て「ばーか」と日本語で言ってくれたこの彼。
・・ぬぬっ!そういう言い方はないんじゃないの!?

その後、仕返しとして、
「でも、この映画って変だよねー。イタリアの人だったら、あんなピンチのときおちついて、「動かないわ」「使えない」とか言わないよねー。(ネタバレになると困るので、何がかは伏せときます)絶対にパルラッチョ(汚い言葉たち)連発で、大暴れだよねー。eh!?」といってやったら
「ははは、そーだよねー。あんなイタリア人いないねー。普通ならこうだね!」とありとあらゆるパルラッチョをジェスチャー付きで連発してくれました・・・。言うんじゃなかった。
本当に日本語訳にする事も出来ないほどなんです。なぜその単語をセレクトする!?もう子供の喧嘩レベルですよ。
私信じてます・・・、パルラッチョを言わないイタリアの人がいる事を・・・。

2年目って結構マイナス面が見えてきて、嫌になると言いますが、本当に今そんな感じです・・・。
私の今いる環境だけでありますように・・・。
あぁー。basta parlaccio......(もうパルラッチョはたくさん)

最後にお二人が一緒に歌っている動画を・・・。美しいです・・・。

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# by ayakaze0109 | 2011-07-01 22:42 | reccomandazione*おススメ

バカンス中

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さっき書いた日記全部消えたー。
もうしっかり書く気が失せたので、さっと概要だけ。
ただいまバカンス中です。人が街に全然いないので急遽そうなりました(笑)。
といっても4日間なのであっというまですけどね。
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ヨーロッパ的バカンスからしたら大きな違いである。
サービス業は夏働くしかないのである。

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そんな訳でラウラの所有しているアグリツーリズモでBBQがあったのでいってきた。
ブールもあって、ピザ釜もあって、素敵な宿泊施設もあって、
はてさて彼女は何者!?って思うほどでした。

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とにかくおいしいものをたらふく食べて幸せでした。
ちゃんちゃん。ほんまにあっさりやな。。。
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# by ayakaze0109 | 2011-06-30 05:59 | diario in italia*日記*

絵を書くように

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最近食べ物ネタばっかりですみません。
働いてしかいないんで、ネタが食べ物しかないの・・・。

さて、私の働いているお店では、
イタリアでありがちな、お料理をお皿にどかんと盛ってお客様へ、という事は殆どありません。
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ちゃんとパスタはセルクルに入れてこんもりと丸く盛ってから出すし、
お肉でもお魚でも可愛く盛りつけてます。

さて、私の担当しているアンティパスト(前菜)は、そんな素敵な演出をする絶好の場なのです。
やっぱり一皿目の見た目がどどんと素敵だと、その後の期待も増しますよね。
そんなわけで、私は結構魂込めて頑張って盛りつけてます。
使う材料と分量さえ守ればどう盛りつけてもかまわないんです。
だから自分のセンスでできるってわけ。

その中でも注文が入ると俄然張り切るのが季節の野菜のトルティーノ。
tortino=小さなケーキという意味ですが、簡単に言うと洋風茶碗蒸しです。
言葉でもにゃもにゃ言うのもなんなんで、写真でどーぞー。

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こちらは秋冬のカルチョーフィ。シンプルです。

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これも同じく秋冬のトルティーノ・ブロッコリーとゴルゴンゾーラのソースのトルタ。
働き始めた頃でしょぼいですね。

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これは初冬のフィノッキオ。日本語だとウイキョウ?(日本語なの?)。大好き野菜の一つ。オレンジのソースとオリーブのペーストと一緒にどーぞ。南イタリアはフィノッキオをオレンジとオリーブでマリネして食べるんですよ。そこからアレンジした一皿なんですねー。これ、めちゃくちゃ、美味しいです。

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最近のアスパラガス。パルミジャーノとバルサミコのソースで。アスパラガスのトルタにはマジョラムというハーブが入ってますがこれが合うんです。ハーブを多様に使うのがイタリア料理の特徴かな、って思ってます。写真の色がいけてなくて悔しい・・・!!

トップの写真は野菜ではなくペコリーノチーズのトルタ。ペコリーノチーズは羊のチーズという意味でサルディーニャ島が有名ですが、トスカーナにもあるんです。そしてこの少しクセのあるチーズ、同じくクセのある栗のハチミツと合わせてます。1+1=50になるくらい相性がバツグン。洋梨とモスカート(甘口白ワイン)のゼリーとともにどーぞ♫

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これも同じくリコッタリーズを使ったトルタ。ドライトマトのペーストとと、ローマの冬の野菜プンタレッレを使った一皿。プンタレッレはチコリの一種だったと思うんだけど、たまに日本でも見ます。チーズに差してるローズマリーのパンが天使の羽のイメージなのです。

目でみて、鼻で香り、口で味わって、食感を楽しむ。
料理って、自分の感性を一皿に乗せるものすごくアートな事だな、って思ってます。
絵を書くのが好きだということも一度ブログに書いたんですが、
まるで絵を書くように盛りつけも楽しい。
だから最近また絵を書き始めました。今度は白黒ではなく透明水彩絵の具を使って。
またいいの書けたらアップします。話それた。
自然界には色の取り合わせ、形、均衡のとれた美しいモチーフが転がっているので、
そんなのを記録もかねて絵を書きつつ、お皿に反映していきたいなって思っているのです。
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# by ayakaze0109 | 2011-06-22 07:50 | buono piatto*おいしい一皿

まかないのお話

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飲食店と言えばまかないですが、私もおいしいまかないを日々いただいております。
基本は余った食材を使って作るんですがたまーにシェフが凝ったものを作ってくれたり。

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たとえばこれ!ピザ!!
ただのピザじゃないんですよ♪
一日前からごくわずかなイーストで発酵させた生地を使ったピザ。
ふっかふかでもちもちで美味しいったらもう!!!
日本にいた時、ピザ生地はカリカリ派だったけど今はふかふか派になりました。

そしてスーシェフのラウラは二人の娘をもつお母さんなので、
あまりものを使ったシンプル料理がお上手です。
今日はそのレシピをご紹介です♪

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☆トマトのトロトログリル。
材料
トマト 4個
ニンニク 2かけ
メントゥッチャ(ミントの一種。ない場合というかないのでミントで代用してください) 適量
塩・オリーブオイル 適量

①トマトを縦二つに割って、深めのオーブン皿、オーブンがない場合は深めのフライパンに入れる。
②皮をむいて、大きめにきったニンニク、メントゥッチャ(小さなミント系のハーブの一種です。ミントで代用可)、塩をふってオリーブオイルをかけてアルミホイルなどでふたをする。
③200度のオーブンで15分から20分ほど焼く。様子をみながらとろとろになったらできあがり!ニンニクはとりのぞいてあつあつをどうぞ♪

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☆グリルしたズッキーニと茄子のマリネ
ズッキーニ 3本
茄子 3本
にんにく(みじん切り) 2かけ
イタリアンパセリ(みじん切り) 適量
お酢、オリーブオイル、たかのつめ 適量

①ズッキーニと茄子は縦に3〜5ミリくらいの厚さにきり、網でグリルする。しんなりして編み目模様がついたらOK
②①の野菜にお酢を軽くふる。
③タッパーなどの容器に、野菜、ニンニク、イタリアンパセリ、お塩、たかのつめを交互に層状に重ねて行く。
④最後にオリーブオイルをまわしかけて(結構たくさんの方がおいしい)、冷蔵庫でなじませる。食べる前によく混ぜてね。

どちらもお野菜をつかったシンプルな料理!
ひやして食べてもおいしいので夏のこの時期にぜひ試してみてね♪

ではー。
お客さんがみんな海にいって街にいなくて暇なこのごろでした。
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# by ayakaze0109 | 2011-06-20 09:00 | ricetta*レシピ