イタリアから彩りの風便り


by ayakaze0109

Pitigliano ピティリアーノ

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レストランの前の街並み。水色のFiat500が可愛いー。

帰ってきて早一ヶ月になろうとしてます…。うーん早い。

とりあえず再渡航の準備をしているわけですが、
いざビザを取りに行こうと思ったら、大阪は予約がいるんですってー…。
知らなかった…。そんな訳で申請は3週間後に…ぎりぎりや。
1度申請しているからといって同じとは限らない。
場所と時が違えば、大いに内容も変わる…。
そうでした、そうでした。これがイタリアでしたね…。反省。

日本に帰ってきてからよく聞かれるのが、
私の住んでいたところについて。
せっかくなので5月までの再渡航の時間までは
いろんなことを思い返してみようかな、と思っています。
と、いうわけで今日は私が住んでいたピティリアーノについて。

ピティリアーノはトスカーナ州のグロッセート県に位置する
2000年以上も前のエトルリア人の作った人口4000人の小さくて古ーい町です。
当時エトルリア人は圧倒的な勢力を保っていたといわれていて、
その柱の一つが建築などの技術力だったとのこと。
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2000年前という重機も何もない時代に、よくぞこんな場所に街を作れたなと、
誰もが思わずにはいられない崖の上に生えるようにそびえる建物。
tufo(凝灰岩)を使った建物の色で統一されたこの街を
新市街地から眺めると、なんだかすんごいところにきちゃったなって思わせてくれます。
この写真じゃわかんないですねー。ははは

ピティリアーノに限らずマレンマ地方は、ワインの産地としても有名です。
大好きなのはモレッリーノ ディ スカンサーノというスカンサーノという街のワイン。
さらりとして飲みやすいんだけど、深くてそれほど重くない美味しいワインだと思います。
ピティリアーノはドライな白ワインが有名です。トスカーナは赤ワインが有名なのでちょっと珍しいですね。
まー、とにかく安いので、そしておいしいのでよく飲んでました。

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食べ物は内陸ということもあってやはりお肉です。
マレンマ牛、キアニーナ牛などの牛肉のグリルやサラミ、
ペコリーノチーズの原料になる羊乳を作ってくれる羊ちゃん。
ウサギもよく食べますが、やはりマレンマといえばイノシシでしょうね。
11月になると猟が解禁になり、イノシシも沢山出まわります。
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とはいえ、もともとはマレンマ地方は貧しい地域でしたので、
伝統の料理というと、シンプルな野菜のスープ、アクアコッタが有名です。
他にも白いんげん豆やひよこ豆などのお豆を使った料理は、沢山あります。
言わずもがな、私はこのシンプルな野菜の料理が大好きです。
イタリアのお野菜はなんでこんなに美味しいのかしら・・・(昔はもっとおいしかったそうですよ)

アグリツーリズモを飛び出してきた私が約3カ月の間住んでいたのは
このピティリアーノの旧市街地の端にある、長期滞在者向けのアパートでした。
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内装の写真を撮るのを忘れてしまったのが後悔なんですが、
まぁ、それはそれはかわいくてアンティークなおうちでした。この写真は玄関。
崖に貼りついているこのアパート(下の画像参照)、内部で2階に分かれていて、
上がキッチンとリビング、お風呂とトイレ。下がベッドルームといった感じ。
各部屋15畳くらいあって、一人暮らしには十分すぎる。というか広すぎてさみしい。

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遊びに来てくれたお友達は、
今まで数多くのアパートを見てきたけど、こんなとこに住んでるやつは初めてだ、と言われました。
うん、私も相当びっくりしながら生きてました。

しかし2000年もの間存在してきた家。それは不自由なことも沢山。
バスタブがついているのに、お湯をためるとわずか10分で水になってしまったり、
隙間風がびゅんびゅんで相当寒かったり、
ペレットストーブ用のペレット(1袋10キロくらい?)を崖の上まで運ぶのが相当大変だったり。
何よりも精神的にきたのが、ダンゴムシとのバトル。
どうやらこの家は2000年もの間(かどうかは知らないけど)ダンゴムシの住居だったらしく、
暖房を入れるとワラワラとどこからともなく這い出してきて、家中を闊歩。
「そうかー、私はダンゴムシの家に越してきたんだな」と納得するものの、
ダンゴムシと添い寝をした時にはさすがに泣きたくなりました。

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いやいや、それでも一人の生活のありがたみというのをしみじみ感じました。
好きな時にお風呂に入れて、トイレに行けて。
好きな時にご飯をつくり、好きな時間に寝る。
こんな当たり前のことがありがたく感じるなんて、
相当気を使って生活してたんだなぁと、しみじみ思ったのを思い出します。

このアグリツーリズモ夜逃げ事件も
自分の中でかなり消化できたので、
またブログに書こうと思ってます。

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おっと話がそれました。
ピティリアーノ。はっきりいってアクセスめちゃくちゃ悪いです。
日本の観光客の方がふらりと立ち寄るにはなかなか難しいと思います。
ですが!ぜひレンタカーを使ってトスカーナの田舎を走る際には寄ってほしい。
ここはイタリアの主要都市とはまた違った美しい場所です。
テルメなんかの温泉も近くにあるし、美しい海まで約1時間ちょっとでついちゃいます。
街でお金をすられるとか、何かが盗まれるとか
そういったことはほとんどないです。(お祭りの期間とかは別ですよ。気をつけましょう。)

写真が今いいのがなくて(パソコン修理中のため)、
手持ちので場を間に合わせてしまいました。
パソコンが戻ってきたら、またアップしなおします。

◎ピティリアーノへのアクセス(電車+バス)
イタリア国鉄グロッセート駅からRAMA社のバスで約1時間半

Amo Italia
詳細はこちらのサイトを見てくださいね♪(←手抜き)
歴史とか、街の全景とかのってます。
現地在住の人が作っているイタリア総合サイトです。
私もよく利用しまーす。旅行前には是非チェック♪




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街をあるいてたら、ワインの大瓶を大量に割ってしまったらしく、
ワインが流れてきました。あたり一面ワインの香りー…。一瞬どきっとした。
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by ayakaze0109 | 2011-04-19 20:29 | diario in italia*日記*