イタリアから彩りの風便り


by ayakaze0109

雨の隙間に想う

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長くふった雨がつかの間あがる。
厚いねずみ色の雲の隙間から
太陽の光が差し込む。
虹がかかる。
優しい風がふく。

それは折しも、自分の中の負の感情を消化できた時だった。

「それでいいんだよ」

そんな風に言われた気がした。

自然は誰にも構わず
光を注ぎ、雨を降らし、嵐を起こし、
時には大地を揺らし、火を噴きさえする。
だから、こんな晴れ間はたまたまで、
この声は私が勝手に作りだした感傷的なもの。

それでも、私はそう思えた。
そしてそう思えた事に意味がある。

暗くて、冷たくて、心まで沈んでしまうような、
そんな長く続く雨。
でも、それだって必要な事。
大地を潤し、穀物を育てる。
川を創り、海まで水を運ぶ。

人も同じ。
怒りも、悲しみも、時には憎しみも必要な事。
自分という大地を豊かにする。

また激しい雨。
そしていつか必ず晴れる日がくる。
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by ayakaze0109 | 2010-11-21 00:30 | diario in italia*日記*