イタリアから彩りの風便り


by ayakaze0109

ストライキには気をつけて

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一時間待ちぼうけしたミラノ駅
さぁ、何からお話ししましょうか…。

今回の旅…無事元チームの皆様ともお会いできて、
ゆっくりお話しもできて、とても楽しかった。
世界を相手に戦っている姿を見て、自分の今を思うと苦しくなるけど頑張ろうと思えました。

スイスは最高に綺麗で、建物もかわいくて、
パンもおいしくて、清潔で、時間に正確で、人が親切で…、本当に素晴らしい所でした。
物価が高くなければ住みたいくらい。
「こらーイタリア見習えー!!陸続きダロー!!」
と、何度思ったことか。

こんな事を思うのは色んな訳がありまして…。
今日はそのお話しをします。
とても長いですので、ご注意。



Sciopero。ショーペロと読みます。
この言葉、イタリアへ旅行するなら必ず知っておきましょう。
その名も悪名高いストライキでございます。

私は先週の金曜日の夜の7時50分の飛行機でスイスに発つ予定でした。
事前に格安のチケットを買い、準備万端。
午前中に授業があったため、一度帰って荷物をとってから空港へ…のはずでしたが、
この日、通学時間を除いて大規模な列車・バスのストライキ。
私がこの事に気付いたのはなんと午後5時。
街から家まで徒歩40分…。「…やばい」
あわてて家についたのは6時、タクシーを呼ぶ。なぜならタクシーなら15分で空港までいくので。

しかし!何回かけてもつながらない!
そう、だってショーペロだもの!!!タクシーは全て出払っている。

なんとか駅までたどりついたのが午後7時。
しかし、そこで見たのはタクシーを待つ長蛇の列…!!

終わった…

しかし空港に行って、チケットを変えてもらわねば。
結局ついたのは7時40分。カウンターはしまってる。
他の航空会社に行って聞くと、「ルフトハンザのチケットデスクへいけ」と。

早速こういう事情だから変えてくださいとたのむと、
「OK」と。「ほ、よかった」と安心したのもつかの間、
ル:「このチケットは代理店通しているのでダメ。買いなおして。318ユーロ」
私:「…は?」
ル:「もし乗りたかったら買いなおして。あ、明日の朝便ないので夜ね」
私:「ちょっとまって!こっちだって好きで遅れたんじゃないよ、ストライキだよ!」
ル:「うちには関係ありません」
「…私にも関係ないよ!!!!」と、言いたいのをぐっとこらえて、代理店に電話…つながらない。営業時間外やないの。

その後もこの担当の人に食い下がるも、
向こうもだんだん口調が荒くなってくる。
しつこい東洋人がうっとうしそう。

こっちも食い下がっても何も変わらないと悟ったので
「わかった。自分で考える。」というと
「残念だとはおもうけど」と笑顔。

…絶対そんな事思ってないでしょ、あんた!!!と言いたい!
えぇ日本語で言ってやりましたよ!
んも~、どうしたらいいんだよ~。無駄足だよ~、往復50ユーロだよ~タクシー代。

と、とぼとぼ帰ってフラットメイトと話をしていると
「電車で行けばいいんじゃない?」
「おぉ!グッドアイデァ!」
調べるとフィレンツェからルツェルンまで110ユーロ。
これならいける。

後はどうしたらいいか代理店に明日聞こう。

が、残念。さすがイタリア。電話がつながらないんだな。
この三日(実質2日)私がこの代理店に電話をかけた回数は80回!
つながったのは最後の二回のみ。しかも一回はフィレンツェの支店ではなくミラノ支店につながった。なんでやねん。

電車もミラノで50分遅れ。ここまでくると「そう来ると思いましたよ、さすがイタリアさま」と思う。

さらに代理店につながらないのが大きなリスクに。
実は往復でチケット予約すると、行きの便を利用しないと自動的に帰りもキャンセルになるそう。そういう国際ルールらしい・・・・。
知らずに、のこのこと空港へ前泊までして行ってしまった。
またしても「500フラン払って新しいチケットを買って。」
「I don't buy」ではなく「I can't buy」でその場を去る。

授業に出るために早朝便にしたので、授業に出れないならゆっくり帰ってもなんら変わらない。
というワケで、美しいアルプスを眺めながら帰路も電車でイタリアへ。
ミラノまでは前回と同じ列車で3時間。
それからエスプレッソというクーラーなしの列車で5時間かけてフィレンツェへ。
この時イタリアは歴史的猛暑とのことで、この列車とんでもなくあっっっつい!!!。
最初のる時、全ての窓から人が顔を出していて異様な光景。
「なんでだろう」と思ったけど乗った瞬間に理解。内部はサウナ状態。
私もその異様な光景の一人にすぐさま仲間入り。

生ぬるい風に吹かれていると、少し気持ちが晴れてきた。

さぁ、みなさん。この一連の出来事誰が悪かったのでしょうか。
ストライキを起こしたバス・鉄道?
電話のつながらない電話会社?
ストライキの注意喚起、チケットのキャンセル規定を伝えなかった代理店?

正解は「ストライキを知らなかった私」です。この国では。
知らない、知ろうとしなかった事が一番の罪。
「知らなかったのよ」なんて誰も同情なんてしてくれません。
「大変だったね(でもストライキは知ってなきゃ)」とそれだけ。
これぞ自己責任??

日本の代理店だってここイタリアでは、やっぱりイタリアなんです。
(今回初のイタリアからの海外旅行で、少し怖かったので日本の代理店を通しました。しかし何の意味もなかった)
日本語が通じるだけで、イタリアの代理店なんです。
「バスはない、タクシーはない、航空会社の電話番号はチケットに書いてない、代理店はしまってる。私はどうすべきだったんですか。」
というと「ストライキの情報は流れてたのだから、それを知らない方がおかしい」とズパッと切られました。
というワケで返金もなし。チケット代200ユーロがパーです。

今書いてても悔しくて泣けるんだけど、
ここはイタリア。日本の価値観なんて通用しない。
わかってたつもりだったけどわかってなかった。

高い高い、とっても高い勉強代…。
保険会社にもかけあう予定ですが
しっかり「飛行機遅延」と書いてあるので「バス遅延」はダメよね。きっと。

ストライキの情報。
一番いいのはネットの情報のようです。
正直ニュースなんてほとんどわかんないので見てません。
私が見てるのなんて、映画かアニメかクイズ番組。動きがあるからまだわかるし、動きと合わせて覚えられる。

ちなみにこのいけてない話ついでにもう一つ。
以前レンタカーの二重請求の話をしましたがこれは二重請求ではなく
勝手に高い保険に入れられてました。おぉ~い!絶対私そんなこと言って無い!!そんなイタリア語知らないから!!
学校の秘書の人にいろいろ調べてもらうと「詐欺に近い」とのこと。
なんだこのついてなさ。どうなってるのかしら。

ついてなさ自慢をさらにもうひとつ。
スイスで私の乗ってたバスが雷に打たれました。
電気系統がやられたらしく動かなくなりました。
なかなかないでしょこれ。…自分が雷に打たれなくてよかった…。

来週ヴェローナの野外オペラに行きたかったけど、
絶対何か起こるので、やめておこうと思います。お金ないし。
今回スイス行く前も「なんかおこりそう…」と思ったら案の定だったので。

長々と私の愚痴にお付き合いいただきありがとうございます。
お金の話が多くてすみません。しかしこの一カ月で失った金額は貧乏学生には途方もない額です。
シチリアで1カ月学校に通える額でした。多分しばらく落ち込んでます。

今日文字が多かったので、明日はスイスの綺麗な景色をお届けします。
ではさいなら。
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by ayakaze0109 | 2010-07-14 22:56 | viaggio*旅*